わたしたちは外界のほとんどの情報を「目」から取り入れています。

目のしくみと働きについて知ること。

それは大切な目を守るための第一歩ではないでしょうか。

視力とは目の働きの中で注意して見ようとするものをどれだけ細かいものまで見分けられるかという能力の尺度のことです。

わたしたちがいつも視力と呼んでいるものはいわゆる中心視力をさし、網膜のうちでも中心窩でみたもっともよく見える視力のことです。 ところで、普通の視力検査には「ランドルト環」と呼ばれる、1ヶ所に切れ目のある輪をたくさん並べた「標準視力検査表」がよく使われています。 これは輪の切れ目の寸法と目からの距離によってできる角度を使って見分けられる最小の角度を測定するもので、視力の表し方は見分けられる角度が1'(分)のときの視力を1.0として角度の逆数で表します。 つまり角度が2'になれば視力は1/2の0.5、角度が0.5'になれば1/0.5で2.0になります。



目のしくみと働きは、カメラによく似ています。角膜は光を屈折させるレンズ前の前玉、光彩は光の量を調節するしぼり、水晶体は焦点をフィルムに合わせるレンズの後玉、そして網膜は被写体をうつすフィルムと同じ働きをしています。
そして下の図を見てもわかるように、フィルム上にうつる像も網膜にうつる像も上下左右が逆さまになっています。 フィルムの場合は反転させる事により正しい方向にしますが、目の場合は脳が逆さまになった像を正常とみなすように慣らされているので、正しい方向で見えるように感じます。


 


人間は2つの目をもっていますが、わたしたちは普段目が2つあることを意識しないで、まるで1つの目で見ているように感じています。これは、それぞれの目で受けた映像を脳でまとめて1つの新しい映像としているからです。この働きのことを両眼視(りょうがんし)といいます。
この両眼視という働きののおかげで、わたしたちは、物体を立体的に見たり、奥行きや遠近感を感じることができるのです。
両眼視がうまく行われるためには、両目ともに視力に問題がなく、視線にズレがないことが大切です。

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