Loading. Is coming soon

理念・ご挨拶 philosophy

会長ご挨拶

今から約40年前、アメリカやイギリス、ドイツ等の国では、メガネを作製するには眼鏡の理論を学び、眼鏡作製に関する熟練した技術を有する専門の資格が必要という制度が確立していました。
日本でも専門職制度の必要性は何度か提唱されてきましたが、具体化されませんでした。

そこで我々は日本での眼鏡専門職制度の確立を目指し、当時世界で最も高いレベルであったアメリカのオプトメトリー制度の名を借りて、1979年12月に日本オプトメトリック協会(JOA)を設立、独自のJOA認定オプトメトリスト試験を開始し、42年間で合計約600名の合格者を出しました。日本での制度確立が具体化することはないままでしたが、2021年8月13日に日本眼鏡業界日本眼科医師会及び厚生労働省の協議の末、ようやく国家検定資格「眼鏡作製技能士」制度が導入されました。
これは「この資格が無いとその仕事が出来ない」という“業務独占”では無く、「資格が無くても仕事は出来る」という“名称独占”です。

これまで「国家資格=業務独占」と考えていましたが、「眼鏡作製技能士」は日本で始めての資格試験なので「名称独占」になってしまうのは止むを得ないかも知れません。最初から業務独占にしてしまうと、今まで眼鏡業をやって来た人たちの中から仕事を続けられない人が出てしまう可能性があるからです。 将来的には「業務独占」にするべきですが、それには時間が掛かるでしょう。

「眼鏡作製技能士」には1級と2級が定められました。これまで業界内には、日本眼鏡技術者協会が提案した「認定眼鏡士」S、SS、SSS級がありました。
今回の1級はSS級レベル、2級がS級レベルに相当するそうですが、一番上のSSS級レベルが入っていません。日本の眼鏡技術者のレベルは高い方が良いということに関しては一般的に異論がないと思われますが、実際に存在していた最上級のSSS級が無視されたことには理解出来ません。今後SSS級レベルに関しても検討されるべきです。さらに「眼鏡作製技能士」には更新制度が無いことも問題です。

SSS級の能力を持つ技士の大部分はJOA認定オプトメトリストです。
その技術を維持して行くために、今後もJOAは「JOA認定オプトメトリスト」の試験を継続し、更新制度も続けて参ります。さらにセミナーをはじめ様々な教育を行い、日本の眼鏡技術者のレベルの向上を目指します。

日本オプトメトリック協会 会長 

私たちの理念

  1. 最新、そして最高の技術と知識を維持する事 
  2. 切磋琢磨し、自分を高める努力を惜しまない事 
  3. 最善を尽くす事
  4. 消費者を優先的に考える事 
  5. 奉仕する心を持つ事

これまでの歩み

1970s

1979 日本オプトメトリック協会設立 1979年12月故森文雄氏(キクチ眼鏡専門学校設立者)をはじめとする賛助会員の方々の協力により、世界水準のオプトメトリーを日本に広めるため設立
1980 IOOL'80国際大会が名古屋にて開催 アジア初となる国際会議のホスト役を日本オプトメトリック協会が務める
1982 初の日本オプトメトリック協会認定資格者誕生
第1回オプトメトリックセミナー開催
1982年3月、初の日本オプトメトリック協会認定資格者誕生
1982年6月、オプトメトリー基準向上のため、第1回目となるオプトメトリックセミナーがキクチ眼鏡専門学校にて行われた
1983 JOAジャーナル創刊号発行 協会会員のオプトメトリー基準を発展させるべく、常に新しい情報を得られるようにと記念すべき創刊号を発行
1986 啓蒙小冊子「暮らしの中の視力読本」の発刊 ビジョンケア啓蒙のための小冊子を発刊(現在は発刊されていません)
1988 日本オプトメトリック協会設立10周年記念講演および記念式典開催 アメリカより講師を招いて記念講演を行ない、オプトメトリーの発展に貢献された方々に感謝状を授与した
1989 第1回オープンカンファレンス開催 ビジョンケアサービス向上のため会員が研究成果や業務の中での問題点を持ち寄り発表

日本オプトメトリック協会設立10周年。
多年にわたり日本のオプトメトリーの発展に寄与されたトーマス・サーモンO.D.(アメリカ)氏に感謝状を森一成氏より送りました

第一回横須賀米軍クリニック見学。
アメリカの最先端技術、知識、理念、すべてが刺激になりました。

1990s

1991 第1回横須賀米軍基地クリニック見学会実施 アメリカの高度なオプトメトリー技術に触れ、理解を深めるため見学会を開催
1994 第1回横須賀米軍基地クリニック研修会実施 1995年2月キクチ眼鏡学校卒業生を対象に5日間の日程で行われた
1996 ワークショップ開催 日頃の業務の中での成果や疑問点を持ち寄り、ディスカッション形式で研修を行った
1997 オープンカンファレンス関東 開催 11月東京AJOC会館にて開催
1998 20周年記念講演開催 5月アメリカより講師を招いて特別講演が行なわれた

2000s

2002 スペシャルオリンピクス•オープニングアイズ 日本•夏期ナショナルゲームに参加(以下SO) 8月知的発達障害のある方達のためのスポーツ競技会が東京で行われ、オープニングアイズ部門にボランティアとして参加
2004 SO日本•冬期ナショナルゲームに参加 2月長野にて行われ、ボランティアとして参加
2005 SO冬期世界大会に参加 オープンカンファレンス大分•仙台•広島•熊本 開催 2月長野にて行われ、ボランティアとして参加 名古屋、東京以外で初開催
2006 SO•夏期ナショナルゲームに参加 3月に熊本県で行われ,ボランティアとして参加
2008 日本オプトメトリック協会設立30周年式典開催 SO•冬期ナショナルゲームに参加 5月名古屋メルパルクにて記念講演および記念式典が行なわれた(参加者185名)3月に山形県で行われ,ボランティアとして参加

日本オプトメトリック協会 30周年記念パーティの様子

2012年スペシャルオリンピクス福島冬期大会
ボランティアスタッフの皆様

2010s

2010 SO日本•夏期ナショナルゲームに参加 11月に大阪にて行われ、ボランティアとして参加
2012 SO日本•冬期ナショナルゲームに参加 2月福島県にて行われボランティアとして参加
2014 SO日本•夏期ナショナルゲームに参加 11月福岡県にて行われ、ボランティアとして参加
2016 SO日本•冬期ナショナルゲームに参加 2月新潟県にて行われ、ボランティアとして参加
2018 SO日本•夏期ナショナルゲームに参加 2月に愛知県にて行われ、ボランティアとして参加

2020s

2022 SO日本•夏期ナショナルゲームに参加 11月に広島県にて行われ、ボランティアとして参加

日本オプトメトリック協会設立10周年。
多年にわたり日本のオプトメトリーの発展に寄与されたトーマス・サーモンO.D.(アメリカ)氏に感謝状を森一成氏より送りました

第一回横須賀米軍クリニック見学。
アメリカの最先端技術、知識、理念、すべてが刺激になりました。

2012年スペシャルオリンピクス福島冬期大会
ボランティアスタッフの皆様

日本オプトメトリック協会 30周年記念パーティの様子

生涯学習

日本オプトメトリック協会が制定した
「JOA認定オプトメトリスト」の取得は、
ビジョンケア(視覚のケア)の始まりです。
ビジョンケアに携わる専門家には
生涯教育が必要です。

ビジョンケアに携わる専門家に要求される専門知識・技術は、両眼視機能に関する知識、コンタクトレンズの知識、メガネ加工調整技術とフィッティング技術、レンズを中心とした光学理論、心理学やカウンセリングなど多岐にわたります。これらの専門知識・技術を修得し、さらに長い実務経験を積むことによって優れた専門家となります。 そしてそれらの専門知識はすべてにおいて新しく変化しており、最新の知識を常に得るために生涯教育を受ける必要があります。

認定オプトメトリストを
取得する理由

  • 生涯にわたり、一人ひとりのビジョンケアを提供し続けることが認定オプトメトリストの使命と考えております。ビジョンには、視力・眼球運動・輻湊などが含まれており、経験や学習にも影響されます。
  • 一人ひとりのビジョンに向き合い、視覚的な問題の有無を把握し、適切な測定項目を行い、ビジョンケアを提供し続けるためにも、生涯教育として日々の努力が必要になります。
  • ビジョンケアの大切さを啓蒙し続ける方が誕生し、業界で活躍されることが協会の願いでもあります。

入会のメリット

生涯教育の受講

協会会員のコミュニティ

  • JOA認定オプトメトリスト取得者への生涯教育の提供
  • JOA認定オプトメトリストの資格取得を目指す方への情報提供や教材提供
  • 本協会会員間の情報交換の場(コミュニティー)提供
お問い合わせはこちら